ドローンファンのみなさまこんにちは!

今回はドローンのカメラ設定について少々。。

下記のようなカメラ設定画面をご覧になったことはありますでしょうか?こちら「dji phantom4pro」でのカメラ設定画面になります。(DJI社製品はほぼ同じような画面になります、バージョンによってもデザインは違うかもですが、概念は共通といってよいでしょう)

タッチパネル上での右側、シャッターボタンの下、赤丸のところをポチっと押しますと設定が現れます。ちなみにシャッターの上はビデオとカメラの切り替えボタンになります。(もちろんプロポから直接入力すればビデオにおける録画ボタン、カメラにおけるシャッターボタンが即押せます、さらに赤丸下の四角に囲まれた右矢印を押せば撮影したものの確認ができます。)

黄色丸を押せば設定です。一眼レフカメラを使ったことがあるかたにはお馴染みかもしれませんが、

青丸のところが、左からフルオート、絞り優先、シャッタースピード優先、フルマニュアルの切り替えとその設定を行う場所となります。

そして縦の項目ですが

ISO=フィルム感度
Apeture=絞り
Shutter=シャッタースピード
EV=露出量

をそれぞれ示しているのですが、急に難しそうですね・・・。

もういちど、設定画面をみながら

 

ISO=フィルム感度

フィルム感度100から2倍ずつ数字が増えていく、設定では100となっています。数字が増えれば増えるほど、暗い場面でも光をキャッチできる能力が増えることを示します。が、、数字が増えすぎると写真にノイズがのっかり、ざらついたような仕上がりになってしまいます。できれば数字が低い感度で取りたいところです。(しかし後述する、絞りやシャッタースピードによってそういかなる場合がある。)

 

 

Apeture=絞り

カメラレンズに入る光の量を文字通り絞る装置。設定では3.5という絞り設定になっている。数字が低いほど、絞りが少なく、数字が増えると絞りが多く、光の流入量を抑えることになります。シャッタースピードと関係し、短い時間で光を取り入れる場合には、絞りを少なく(数字が小さく)して光の量を調整するわけです。また、「被写界深度」にも関係するところで、被写界深度とは写真のピントの合っている距離(奥行)のことをいう。手前も奥もピントがあうためには、絞り(数字を大きくし)、解放(絞りを少なくする、数字を小さくする)するとピントがあっている範囲が少なくなります。写真では、ボケも重要で注目させたいものだけにピントを合わせるといった手法、全面ピントがあっている状況。どうしようかなってときに使う設定になります。

 

Shutter=シャッタースピード

文字通り、シャッターのスピード。設定では50、50分の1秒の間シャッターが開いて光を通します。はやければ早いほど、ブレ(機体の揺れ)を抑えた写真がとれます。また被写体が動くものの場合も時間が止まったかのように写真に写ります。しかし、すべてが止まったように映るよりも、すこし動いてる箇所は流れているようなほうが写真としてはおもしろいならばシャッタースピードを調節します。また、光の通る時間を調整するものですから、写真が暗くなるような場合は、短い時間のシャッターでは、暗い、まっくろということもあり得ます。

EV=露出量

設定では+0.0と表示されていますが、写真が明るく仕上がるか暗く仕上がるかです。フルオートで撮影したので0.0と適切な露出が得られていますが、フィルム、絞り、シャッターの設定が適切でない場合は、真っ白、まっくろなんてことも・・・。0.0に近い数字を得る為にオートの時はそれぞれの設定を機体(カメラユニット)が判断してくれているのですね~。

また、Aの絞り優先モード、Sのシャッター優先モードですと、絞り、シャッターの設定をこれぐらいでやりたいと提案すると、他の設定を機体が考えて「シャッタースピードこれなら、絞りとフィルムはこれでいこか~!」なんてやってくれているのです!!

かなりざっくりとしたカメラの設定、設定概念のお話をしましたが、次回は、「どんな写真が撮りたいからどんな設定をする」に繋がるお話をできればとかんがえていまーす。

 

 

よきドローンライフを!